« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »

2007年8月23日 (木)

一サラリーマン様へ

投稿者 一サラリーマン様へ

今年の終戦記念日、高市大臣以外の閣僚は靖国神社への参拝を見合わせました。おそらく、参議院選挙における自民党の惨敗を受けてこの様な対応になったものと思われますが、逆にこの様な対応は私は理解が得られないと思います。何故なら、今迄の参拝がパフォーマンスの様に思われるからです。私をはじめ、多くの自民党議員が、また、1期生の若手の自民党議員が靖国参拝をしていますが、一サラリーマンさんが言われる様な拝まなければならない特別な事情があるからではなく、国会議員に選ばれた者が、国のために戦われ亡くなられた戦士の方々に感謝の気持ちを参拝することにより示すことは自然な対応だからです。そして、勿論、あの3百万人以上の兵士、民間人の方々が亡くなった先の戦争を二度と起こさないように、国政に携わるものが不戦の誓いを行うことも当たり前のことであると私は考えます。1995年、私はニューヨークで勤務していましたが、戦後50周年の記念パレードがセントラルパークに面した5thアベニューで行われ、パレードに参加する退役軍人の方々に対し、多くのニューヨーク市民が感謝の拍手を贈っていた姿が忘れられません。アメリカは戦勝国だからなのかもしれませんが、敗戦国の我が国でも、日本を守るために戦った兵士の方々に感謝の念を示すことが、自然に行えてもいいのではと、その時、深く感じました。私は、その思いから、2003年の衆議院選挙に立候補して以来、毎年、終戦記念日ばかりではありませんが、靖国神社に参拝しています。小泉前政権、安倍現政権と続く政権が右よりで、憲法改正や集団的自衛権の容認など、戦争に日本を導くのではないかといった見方が、一部マスコミにされていますが、私は決してそんなことにはさせないと強く思っています。今迄、憲法改正や集団的自衛権の問題を議論することもタブー視されてきましたが、今後、議論を行うことは容認されるべきであると私は考えます。しかし、日本が戦争に巻き込まれたり、駆り出されたりしないように、不戦を貫く姿勢というものは、常に強く持ち続けてゆくことを基本にしたいと考えております。

8月 23, 2007 経済・政治・国際 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月14日 (火)

日本テレビ「大田光の私が総理大臣になったら…秘書田中」

813日(月)、前々からお誘いのあった日本テレビの「大田光の私が総理大臣になったら…秘書田中」に初めて出演させて頂きました。オンエアは824日(金)午後8時予定です。今回の議案はズバリ「ただちに、解散総選挙を行います」です。「ただちに」という点を日テレに確認したところ、「明日にでも」ということなので、以下の理由から反対の立場で討論に参加させて頂きました。

日本テレビ世論調査でも、今回の参議院選挙の大敗の理由として「安倍総理や自民党への批判」が56.5%と政府・自民党に対するだらしなさへの怒りが爆発した結果であり、その一方で、「民主党が示した政策への期待」は14.7%しかなく、アンケートの数字からも、本来選挙で一番問われるべき民主党の政策(マニフェスト)への期待の3倍以上もの有権者の選択動機は、年金記録問題、政治とカネの問題、閣僚の不規則発言といった問題であり、こうした要因が大敗を導いたと判断されます。このような状況下で、安倍総理続投への感情論により、その怒りが収まらないうちに解散総選挙をしても、政策を争う総選挙にはならないことから。つまり、衆院選挙と言う、まさに政権選択を問う選挙において、きちんと政策を国民に問う土俵が出来ていない状況での解散総選挙には反対という立場を取りました。しかし、今後の臨時国会を通じ、民主党が再提出予定の年金保険料流用禁止法案の審議のなかで、民主党が主張する基礎年金の全額税負担の財政的根拠や、テロ特措法の審議の中で、民主党の安全保障に関する姿勢等を明らかにした後、政策を比較してもらい、総選挙を行える土俵が整えば、民意を問う解散総選挙を行うことを、私は避けるつもりはありません。収録の中でも、述べさせて頂きましたが、来年度予算が成立した後、来年3月以降であれば、予算審議では民主党も独自の予算案を提出してくるでしょうから、その内容も比較して、解散総選挙を行う準備が揃うと発言させて頂きました。

また、もし民主党が政権をとった時、不安なことは何かとの問いに対し、テロ特措法やイラク特措法の廃止を民主党は主張していることから、日米関係の悪化が懸念され、更に小沢民主党代表の国連主義を貫くと、同盟国であり、日米安保により我が国を守ってくれているアメリカとの関係に亀裂が生じ、日本の安全保障にも問題を起こすのではないかと、そして、民主党が主張する農業生産者の戸別所得補償といったバラマキ政策を実施すると、将来、日本の財政破綻を招く危険性があり不安であると発言させて頂きました

特に、議論はこの秋の臨時国会で審議されるテロ特措法延長の問題に発言が集中しましたが、民主党の原口一博衆議院議員は、イラク、インド洋での自衛隊の活動内容が充分に議会に知らされておらず、文民統制が行われていないことをテロ特措法の反対の理由に挙げられ、納得のいく説明があれば、テロ特措法の延長に賛成するようなニュアンスの発言をしながら、一方で、では小沢代表を説得できるのかとの質問に対して、明確な回答を避けられました。私も、自衛隊の活動についての詳しい説明を行い、文民統制が行われていると判断出来るなら、原口衆議院議員も、松原仁衆議院議員もこの法案に賛同出来るのですよねと問いかけると、息を詰まらせるような反応で、出演者の誰かが、この人たちは、そんなことを言っても、小沢代表に従わざるを得ないのだとの発言が出てしまう程であり、私は日本の安全保障の問題に影響する法案なだけに、民主党議員の曖昧な態度に失望しました。

また、一方で島根選挙区から初当選をされた国民新党の亀井亜紀子参議院議員から、衆参のねじれは決して悪いことではなく、国会での真剣な議論がより一層行われるチャンスがあるし、参議院の本来の役割であるチェック機能も増すし、後は国会運営を国民の視点で行うべきか否かとの発言には、同意しました。

番組収録は2時間半程度掛けましたが、放映される時間は3040分程度でしょうから、可也の部分がカットされると思いますが、良い機会を与えて頂いたと感謝し、また、誘って頂ければ出演したいと思います。

814日(火)、明日から東京を離れるので、靖国神社に参拝して参りました。

暑い中、岡山県や福岡県の団体をはじめ、大勢の方が参拝にこられており、今年の終戦記念日も多くの方々が、英霊に対する感謝の念と、不戦の誓いを示しに靖国神社に参拝されるのでしょう。Dsc00141 Dsc00142 Dsc00140

8月 14, 2007 ニュース | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年8月 8日 (水)

何故、安倍総理は続投するのか

毎日新聞の8月4、5両日における、電話による全国世論調査で、安倍内閣の支持率は22%と、昨年9月の政権発足以来初めて3割を切り最低を更新した。不支持は65%で発足以来最多。政党支持率は自民党が17%で55年の結党以来2番目に低く、民主党は33%で98年4月の結党以来最高で、政府・与党には参院選惨敗を反映した厳しい結果となった。安倍晋三首相の続投表明に対しては「辞めるべきだ」が56%で、「辞める必要はない」の41%を上回った。

こうした世論調査に一喜一憂するものではないが、私は安倍総理が何故、続投するのか、その説明をもう少し詳しくする必要があると思う。選挙開票日の翌日、7月30日、安倍総理は、どうも説明が不十分なまま続投の意志表明をしてしまったことが、その後の厳しい世論調査の結果になってしまったと考えられる。8月2日付のメールマガジンでも、教育再生や公務員制度改革、新成長戦略の推進、地域の活性化・再生、地球環境問題の解決に向けたイニシアティブ、アジア外交の再構築、憲法改正に向けた取組みを挙げ、改革への流れをここで止めるわけにはいかないと続投の意志を説明しているが、もう少し、私は大きな政治の方向性を示すべきであると思う。

私なりに安倍総理が続投する理由として思っているポイントがある。それは、小泉前政権から継承している財政再建路線と、小さな政府、官から民への政治の大きな方向性だ。2007年3月末の国債・借入の残高は834兆円。国民一人当たりに対し653万円の負担が必要となる。このような先進国でも飛び抜けた財政赤字を抱えながら、自民党の中でさえ、参議院選挙の29ある一人区の敗北(6勝23敗)を受け、地方出身の議員の中から地方へのばらまきの議論が台頭してきている。しかし、小泉前首相の「米百俵」の精神を破棄してしまったら、小沢民主党と自民党の違いはなくなり、社会保護主義的な大きな政府を目指すことになり、自民党が政権を担おうが、民主党が担おうが変わらないことになる。小沢民主党代表は、かつて、自民党幹事長の時代、著書「日本改造計画」の中で、自己責任を前提とした自由主義、小さな政府を掲げていたにもかかわらず、選挙目当て、党利党略を優先し、大きな政治の方向性を180度転換し、競争社会を否定し、社会主義的な大きな政府となる政策を掲げているが、これでは、上記の債務残高を見ての通り、早晩、日本の財政は破綻してしまう。そうではなく、将来に負担を先送りするのではない政策、行財政改革を推し進めることで未来を切り開く姿勢を引き続き鮮明にしなければならない。私は、地方が苦しいのなら、財政規律(2011年度中のプライマリーバランスの一致)を維持しつつ、ある期間(3年程度)、地方にお金を廻すことは、特別会計を取り崩すことで可能であると考える。例えば、現在、100兆円規模の外為特別会計において、ドル円の金利差で、年間3兆円近くの利益をあげているが、その内1.6兆円のみ一般会計へ組み入れているだけで、これを3年程度の期間、もう1兆円、一般会計に組み入れることで、地方へ予算を廻すことは可能だ。もちろん、ばらまきとの批判を受けない仕組みを考える必要がある。例えば、地方分権を先取りする形になるが、地方公務員の人員の圧縮か給与の圧縮を図り、その結果で公務員の人件費10%カットをした都道府県には予算を廻し、独自にその資金を、必要な公共事業に利用するなり、高齢者の医療費に廻すなりすることを認めるといった方法で、行政改革を推し進めるための交付金ということが考えられるのではないか。

憲法改正についても、安倍総理はその必要性の理由を、もっと丁寧に説明すべきである。アメリカに与えられた憲法だから、自民党の党是が自主憲法の成立だからでは、国民の共感は得られない。地方分権を推進し、税源移譲を進めることで地方の活性化を図るために、中央政府の役割を限定するために、憲法の統治の部分を改める必要があるとか、衆参のねじれが生じたから言うわけではないが、参議院の役割を限定し、衆参議員の定数を削減し、議会のスリム化を進めるために憲法改正をおこなうといった小さな政府への政治的な方向性から憲法改正の必要性があるといった理由なら、私は国民の納得も得られるのではないかと考える。また、憲法92項については、海外での支援活動を行う自衛隊が、集団的自衛権の問題から、充分な自衛のための装備を用意出来ないため危険であることや、海外での自衛隊の活動を行うために、いちいち特別措置法を制定しなければならないといった理由から2項見直しの根拠はあるものの、2項があるから、自衛隊員の生命の危険が高いイラクでの治安維持活動に参加出来ないという、事実もある訳であり、日米安保により安全保障を確保している日本が、2項の見直しを行うと、アメリカの要請で、治安維持活動に無理矢理駆り出される危険性も高く、充分な議論が必要であることは言うまでもなく、憲法改正を安倍政権の継続の理由にするには、もっと日本が国際社会の一員としての役割、そして日本の安全保障政策の為にも踏み込んだ説明が必要である。

今回の参院選で、憲法改正反対、9条維持を全面的に掲げた共産党、社民党は議席を減らしたことからも、国民の中でも踏み込んだ議論の必要性は十分感じられる。社会保障制度の抜本的見直しについては、安倍総理は続投の理由の中で詳しく言及していないが、安倍政権継続の理由として、社会保障制度の抜本的見直しを2年間程度で行うことを示すべきだと思う。年金をはじめ、医療、介護についての現行制度の継続について、国民の不信・不安がある以上、国会での議論を通じて、国民の信頼の得られる社会保障制度を確立するとの強い意志を続投の理由として表明することが必要だ。新内閣が、8月末にも組閣される予定であるが、新内閣の役割について、則ち、安倍総理の続投の理由について、再度詳しい説明の出来る機会が来る。

もし、その説明が国民の納得のいくものでなければ、安倍新内閣は、初めから躓くことになる。8月6日(月)の日経新聞朝刊のコラムで、政治評論家の田勢康弘さんが、安倍総理のメルマガの続投理由を痛烈に批判し、最後に、“選挙の結果について党内で議論したり、場合によっては首相が責任を取ったりすることは決して「政治の空白」ではない。このような結果を突きつけた有権者の立場から見れば、ほとんど議論もなしに続投を決めてしまい、政策は支持されていると勝手に解釈されることのほうが、よほど「政治の空白」だ。首相がていねいに説明すればするほど、伝わってくるものがないというのはそういうわけだろうか。一度切れた信頼の糸をつなぐのは、改造人事などでは不可能だ。首相自身がまず、敗北はおのれの指導者としての決断、指導力、うつろな言葉にもあるということを自覚しなければならない”と切り捨てているが、安倍総理の続投の理由を、うつろな言葉と批判されず、明確な言葉で、新内閣で国益の為に何をするかの説明することを、安倍総理には是非行って頂きたい。

8月 8, 2007 経済・政治・国際 | | コメント (0) | トラックバック (0)